「故郷巡礼」 【屋根のてっぺん】
2017-04-15
新年の挨拶でも登場しましたお寺なんですが
まだまだご紹介したいのです。
こちらは広島県福山市にある「神勝禅寺」なのですが
とても広大な境内の中にある「松堂」です。
お寺の寺務所(じむしょ)で事務を取り扱い
拝観料などの受付窓口でもあります。
お寺の場合は事務所ではなく、「寺務所」なんですね。
読み方は同じですけどね。
とんがり屋根のてっぺんに松の木が植わっています。
もうすでに興味深い。。。。
絵本の中の家が飛び出してきたような印象ですね。
ごわごわした屋根は木の皮でできているように見えたのですが
なんと板金で葺かれていました。
手曲げの胴板との事です。
新居浜のあかがねミュージアムも外壁には胴板が張られていますね。
あちらは「菱葺」(ひしぶき)というそうですよ。
軒先は近くで見る事ができます。
すごー。こんなん初めて見た。。。。
全部手で曲げて作るんかなー?
新しい発見があり、新鮮です。
どうしたらこんなお仕事に関われるのでしょう。
苦労しそうですけど、なんかとても羨ましいのです。
ずっと屋根のてっぺんに釘付けでした。。。
そんな松堂は
境内と自然との調和とやさしさを感じさせてくれる建物でした。
続く。
橋口